Format function
2020年7月19日
Format 関数
書式指定式の指示に従って書式設定される式を含む Variant (String) を戻します。
構文
Format(Expression, [ Format ], [ FirstDayOfWeek ], [ FirstWeekOfYear ])
指定項目 | 説明 |
---|---|
Expression | 必須 任意の式・値 |
Format | 省略可 書式指定 |
FirstDayOfWeek | 省略可 週の最初の曜日を指定 |
FirstWeekOfYear | 省略可 年内で最初の週を指定 |
定数 | 値 | 説明 |
---|---|---|
vbUseSystem | 0 | NLS API 設定 |
vbSunday | 1 | 日曜日 (既定) |
vbMonday | 2 | 月曜日 |
vbTuesday | 3 | 火曜日 |
vbWednesday | 4 | 水曜日 |
vbThursday | 5 | 木曜日 |
vbFriday | 6 | 金曜日 |
vbSaturday | 7 | 土曜日 |
定数 | 値 | 説明 |
---|---|---|
vbUseSystem | 0 | NLS API 設定 |
vbFirstJan1 | 1 | 1 月 1 日の週から開始 (既定) |
vbFirstFourDays | 2 | 4 日以上が含まれる最初の週が年の第 1 週目 |
vbFirstFullWeek | 3 | 1 週間全体が含まれる最初の週がその年の第 1 週目 |
書式設定の対象 | 説明 |
---|---|
数値 | 定義数値書式、ユーザー定義数値書式 |
日付と時刻 | 定義済日付/時刻書式、ユーザー定義日付/時刻書式 |
日付と時刻の連続番号 | 日付および時間書式、数値書式 |
文字列 | ユーザー定義文字列書式 |
記号 | 範囲 |
---|---|
d | 前に 0 を付けない月の日付 |
dd | 前に 0 を付ける月の日付 |
w | 1-7 (曜日 土曜日 = 1 から開始) |
ww | 1 〜 53 (何週目かを表す数値 0 を付けず1 月 1 日から開始) |
m | 1 〜 12 (月 0 を付けず 1 月 = 1 から開始) |
mm | 01 〜 12 (月 0 を付け 1 月 = 01 から開始) |
mmm | 月の省略名 |
mmmm | 完全な月名 |
y | 1 〜 366 (1 年のうちで何日目) |
yy | 00 〜 99 (西暦年の下 2 桁) |
yyyy | 100 〜 9999 (3 桁または 4 桁の西暦年) |
記号 | 範囲 |
---|---|
h | 時 (0-23)(AM/PM 1-12の数値) |
hh | 時 (00-23)(AM/PM 01-12数値) |
n | 分(0-59) |
nn | 分(00-59) |
m | 分(0-59) h・hhが先行する場合 |
mm | 分(00-59) h・hh が先行する場合 |
s | 秒 (0-59) |
ss | 秒 (00-59) |
使用するセクション数 | 結果 |
---|---|
1 セクションのみ | 書式指定式はすべての値に適用されます。 |
2 セクション | 最初のセクションは正の値と 0 に適用され、第 2 のセクションは負の値に適用されます。 |
3 セクション | 最初のセクションは正の値、第 2 のセクションは負の値、第 3 のセクションは 0 に適用されます。 |
4 セクション | 最初のセクションは正の値、第 2 のセクションは負の値、第 3 のセクションは 0、第 4 のセクションは Null 値に適用されます。 |
使用するセクション数 | 結果 |
---|---|
1 セクションのみ | 書式はすべての文字列データに適用されます。 |
2 セクション | 最初のセクションは文字列データに適用され、第 2 のセクションは Null 値と長さ 0 の文字列 (“”) に適用されます。 |
書式名 | 説明 |
---|---|
General Date | 日付と時刻のどちらか、または両方を表示します (例: 4/3/93 05:34 PM)。 小数の部分がない場合、日付だけを表示します (例: 4/3/93)。 整数の部分がない場合、時間のみを表示します(例: 05:34 PM)。 日付表示はシステム設定に依存します。 |
Long Date | 長い形式の日付。 |
Medium Date | 簡略形式の日付。 |
Short Date | 短い形式の日付。 |
Long Time | 時間:分:秒 形式の時間。 |
Medium Time | 12時間形式の時間:分とAM/PM。 |
Short Time | 24時間形式の時間:分。 |
書式名 | 説明 |
---|---|
General Number | 桁区切り記号を付けずに数を表示します。 |
Currency | システムロケーター設定の国別設定による形式 |
Fixed | 整数部 1 桁、小数部 2 桁を表示。 |
Standard | 整数部 1 桁、小数部 2 桁、1000単位カンマを表示。 |
Percent | パーセント表示)、小数部は2 桁。 |
Scientific | 標準の指数表記を使用します。 |
Yes/No | 数値が 0 なら No 、以外は Yes 。 |
True/False | 数値が 0 なら False 、以外は True 。 |
On/Off | 数値が 0 なら Off 、以外は On 。 |
文字 | 説明 |
---|---|
@ | 任意の1文字 存在しないときはスペース。 |
& | 任意の1文字。 |
< | 文字を小文字にする。 |
> | 文字を大文字にする。 |
! | 文字を左から右に埋める。 |
文字 | 説明 |
---|---|
(:) | 時刻の区切り記号。 一部のロケールでは、時刻区切り文字を表す目的で他の文字が使用されることがあります。 時刻の値が書式設定されるときに、時刻区切り文字によって時、分、および秒が区切られます。 書式設定された出力で時刻区切り文字として使用される実際の文字は、 システム設定によって決まります。 |
(/) | 日付の区切り記号。 一部のロケールでは、日付区切り文字を表す目的で他の文字が使用されることがあります。 日付値の書式が設定されている場合、日付、月、および年は、日付の区切り記号によって区切られます。 書式設定された出力で、日付の区切り文字として実際に使用される文字は、 システム設定によって決まります。 |
c | 日付を ddddd、時刻を ttttt 形式で、日付、時刻の順序で表示します。 日付の連続数値に小数部がない場合は、日付情報だけを表示します。 時刻に整数部がない場合は、時刻情報のみを表示します。 |
d | 日を先頭に 0 のない数値 (1 〜 31) で表示します。 |
dd | 日を先頭に 0 のある数値 (01 〜 31) で表示します。 |
ddd | 日を曜日の省略形 (日〜 土) で表示します。 ローカライズされています。 |
dddd | 日を曜日の完全な名前 (日曜日〜 土曜日) で表示します。 ローカライズされています。 |
ddddd | 日付を完全な日付 (日、月、および年を含む) で表示します。 表示形式は各システムの短い日付形式の設定に従っています。 既定の短縮日付フォーマットは、m/d/yy です。 |
dddddd | 日付の連続数値を完全な日付 (日、月、および年を含む) で表示します。 表示形式は各システムが認識する長い日付形式の設定に従っています。 既定の長い日付形式は、mmmm dd, yyyy です。 |
w | 曜日を数値 (日曜日が 1 で土曜日が 7) で表示します。 |
ww | 1 年のうちの何週目であるかを数値 (1 〜 54) で表示します。 |
m | 月を先頭に 0 のない数値 (1 〜 12) で表示します。 h または hh の直後に m が続く場合は、月ではなく分が表示されます。 |
mm | 月を先頭に 0 のある数値 (01 〜 12) で表示します。 h または hh の直後に m が続く場合は、月ではなく分が表示されます。 |
mmm | 月を月名の省略形 (1 月〜 12 月) で表示します。 ローカライズされています。 |
mmmm | 月を完全な月名 (1 月〜 12 月) で表示します。 ローカライズされています。 |
q | 1 年の四半期を数値 (1 〜 4) で表示します。 |
y | 1 年の何日目かを数値 (1 〜 366) で表示します。 |
yy | 西暦の年を下 2 桁の数値 (00 〜 99) で表示します。 |
yyyy | 西暦の年を 4 桁の数値 (100 〜 9999) で表示します。 |
h | 時を先頭に 0 のない数値 (0 〜 23) で表示します。 |
hh | 時を先頭に 0 のある数値 (00 〜 23) で表示します。 |
n | 分を先頭に 0 のない数値 (0 〜 59) で表示します。 |
nn | 分を先頭に 0 のある数値 (00 〜 59) で表示します。 |
s | 秒を先頭に 0 のない数値 (0 〜 59) で表示します。 |
ss | 秒を先頭に 0 のある数値 (00 〜 59) で表示します。 |
ttttt | 時刻を完全な時刻 (時間、分、および秒を含む) で表示します。 表示形式は、各システムが認識する時刻書式で定義された時刻区切り文字を使用します。 先頭に 0 を付ける形式が選択されていて、時刻が午前 10:00 または 午後 10:00 より前の場合は、 時刻の前に 0 を表示します。 既定の時刻書式は、h:mm:ss です。 |
AM/PM | 12 時間形式を使用します。 正午までの時間に大文字の AM を、正午から午後 11:59 時までの時間に大文字の PM を付けて表示します。 |
am/pm | 12 時間形式を使用します。 正午までの時間に小文字の AM を、正午から午後 11:59 時までの時間に小文字の PM を付けて表示します。 |
A/P | 12 時間形式を使用します。 正午までの時間に大文字の A を、正午から午後 11:59 時までの時間に大文字の P を付けて表示します。 |
a/p | 12 時間形式を使用します。 正午までの時間に小文字の a を、正午から午後 11:59 時までの時間に小文字の p を付けて表示します。 |
AMPM | 12 時間形式を使用します。 正午までの時間にはシステムで定義された AM 文字列リテラルを、 正午から午後 11:59 時までの時間にはシステムで定義された PM 文字列リテラルを付けて表示します。 AMPM は大文字、小文字のどちらでもかまいません。 ただし、表示される文字列の大文字、小文字の区別は、システムの設定で定義した文字列に一致します。 既定の形式は AM/PM です。 システムで 24 時間時計に設定されている場合は、文字列は通常、長さ 0 の文字列に設定されます。 |
文字 | 説明 |
---|---|
なし | 書式指定なしで数値を表示します。 |
(0) | 桁のプレースホルダーです。 1 桁の数または 0 を表示します。 式で、書式指定文字列で 0 が指定されている場所に 1 桁の数字がある場合は、その数字が表示されます。 それ以外の場合は、その場所に 0 を表示します。 数値の整数部または小数部の桁数が、書式指定式内の 0 の桁数より少ない場合は、 先行ゼロまたは後置ゼロを表示します。 数値の小数部の桁数が、書式指定式の小数部で指定されている 0 の数より多い場合は、 0 の数と同じ桁数に数値が丸められます。 数値の整数部の桁数が、書式指定式の整数部の 0 の数より多い場合は、桁をそのまま表示します。 |
(#) | 桁のプレースホルダーです。 1 桁の数字または 0 を表示します。 式で、書式指定文字列で # が指定されている場所に該当する桁がある場合は、その数字が表示されます。 それ以外の場合は、その場所には何も表示されません。 この記号は 0 桁プレースホルダーと同様の機能を持ちます。 ただし、数値の桁数が、書式指定式の整数部および小数部にある # 記号よりも同じか少ない場合でも、 先頭および末尾に 0 が表示されません。 |
(.) | 小数点のプレースホルダーです。 ロケールによっては、小数点の区切り記号としてコンマが使用されます。 小数点のプレースホルダーは、整数部および小数部に表示する桁数を決定します。 書式指定式でこの記号の左に # 記号だけがある場合、1 未満の数値の先頭は小数点区切り記号になります。 小数値の先頭に 0 を表示するには、整数部の最初の桁のプレースホルダーとして 0 を使用します。 書式指定結果で小数点のプレースホルダーとして実際に使用される記号は、 システムで認識される数値書式によって異なります。 |
(%) | パーセントのプレースホルダーです。 式を 100 倍します。 書式指定文字列の表示位置にパーセント記号 ( % ) が挿入されます。 |
(,) | 1,000 単位の区切り記号。 ロケールによっては、桁区切り記号としてピリオドが使用されます。 桁区切り記号は、整数部に 4 桁以上ある数値の百の位と千の位を区切ります。 書式にある桁区切り記号が桁のプレースホルダー (0 または #) で囲まれている場合は、 桁区切り記号の標準使用が指定されます。 小数部の指定の有無にかかわらず、小数点のすぐ左に、桁区切り記号が 2 つ隣接する場合や、 桁区切り記号がある場合は、”数値を 1000 で割って、必要に応じて丸める” ことを意味します。 たとえば、書式指定文字列 “##0,,” を使用して、1 億を 100 として表せます。 百万より小さい数字は 0 として表示されます。 小数点のすぐ左以外の位置に 2 つの隣接する区切り記号がある場合は、 通常の桁区切り記号を指定したものとして処理されます。 書式指定された出力で、実際に桁区切り記号として使用される記号は、 システムで認識される数値書式によって異なります。 |
(:) | 時刻の区切り記号。 一部のロケールでは、時刻区切り文字を表す目的で他の文字が使用されることがあります。 時刻の値が書式設定されるときに、時刻区切り文字によって時、分、および秒が区切られます。 書式設定された出力で時刻区切り文字として使用される実際の文字は、 システム設定によって決まります。 |
(/) | 日付の区切り記号。 一部のロケールでは、日付区切り文字を表す目的で他の文字が使用されることがあります。 日付値の書式が設定されている場合、日付、月、および年は、日付の区切り記号によって区切られます。 書式設定された出力で、日付の区切り文字として実際に使用される文字は、 システム設定によって決まります。 |
(E- E+ e- e+) | 指数形式。 書式指定式で、E-、E+、e-、または e+ の左に少なくとも 1 つの桁プレースホルダー ( 0 または # ) がある場合、数値は、 数値と指数部の間に E または e を挿入して指数形式で表示されます。 右にある桁プレースホルダーの数で、指数の桁数が決まります。 負の指数にマイナス記号を挿入するには、E- または e- を使用します。 負の指数にマイナス記号を入れて、正の指数にプラス記号を入れるには、E+ または e+ を使用します。 |
– + $ ( ) | リテラル文字を表示します。 これ以外の文字をリテラルとして表示するには、その文字の前に円記号 (\) を付けるか、 または二重引用符記号 (” “) で囲みます。 |
(\) | 書式指定文字列内の次の文字を表示します。 特殊な意味を持つ文字をリテラル文字として表示するには、その文字の前に円記号 (\) を付けます。 円記号自体は表示されません。 円記号を使用するのは、 その文字を二重引用符記号で囲むことと同じです。 円記号自体を表示するには、円記号を 2 つ (\\) 使用します。 リテラル文字として表示できない文字には次のような文字があります。 日付書式文字および時刻書式文字 (a、c、d、h、m、n、p、q、s、t、w、y、/、および :)、 数値書式文字 (#、0、%、E、e、コンマ、およびピリオド)、 および文字列書式文字 (@、&、<、>、および !)。 |
(“ABC”) | 二重引用符 (” “) で囲まれた文字列を表示します。 コードから**書式** に文字列を含めるには、Chr(34) を使ってテキストを囲みます (34 は引用符 (“) を表す文字コードです)。 |